コピー機トラブルの対応についてお客様ができる事とは?
オフィスにあると便利な業務用コピー機、複合機
定期的な部品交換やメンテナンスを行うことで高い品質で長く使用することができます。
便利な機械ですが、トラブル時にお客様で対応するには敷居が高いのが難点かと思います。
よくあるトラブルをご紹介します。
①コピー時のよごれ、線が入る場合
ガラス面のよごれによるものが多いです。ボールペンのインクがガラスに付着することが多いです。
ガラス面を固く絞ったタオルで拭いていただけると改善することが多いです
拭いていただく箇所は、大きなガラスと向かって左の長細いガラスの2枚になります。
②紙送り機が詰まる場合
業務用コピー機は高速に給紙できることが特徴ですが、定期的なメンテナンスが必要な個所でもあります。
紙送り時の詰まりには、こちらのゴムローラーの清掃が必要です。
固く絞ったタオルで拭いてもらえると改善することが多いです。
それでも改善しない場合は、ゴムローラーの交換と紙送り機内部の調整が必要なため
当店のような修理業者に相談していただくのがおすすめです。
5,000~15,000円程度で修理可能な場合が多いです。
③機内の紙詰まりについて
紙詰まり時は、横の扉を開けていただくと詰まった紙を取り除くことができます。
おおよそは、機械下部に紙が挟まっている程度の事が多いです。
少し引っ張れば、紙を除去できます。
一方で、機械上部のローラーに紙が挟まってしまった場合は、紙がなかなか取れないことが多いです。
無理に引っ張ると紙がちぎれて機内に紙片が残り、エラー表示やその他のトラブルにつながることがあります。
紙を少し引っ張ってみて、なかなか取れない場合は、慎重にゆっくり引っ張ってみてください。
途中で紙がちぎれたり破れた場合は、作業を止めていただくのが安全かと思います。
また、定着機という200度ほどの高温になるローラー部に紙が詰まっているため、機械内部に指を入れて取り除くといった事はとても危険です。
最悪、紙を無理に引き抜いて定着フィルムローラーにキズが付くと、交換で40,000円ほどかかります。
通常、定着部の紙詰まりの復旧、調整程度でしたら5,000~15,000円程度かと思います。
④開けてはいけない箇所について
こちらはすべて、お客様で開けてはいけない部位になります。
ビスで止まっているため、意図的に分解しようとしない限り開けることはない部位です。
現像機、ドラム、転写ベルトといった、印刷の心臓部です。
誤ってキズ付けたり、落としたりすると、安くて4、5万という高価なパーツです。
一部、お客様で清掃可能な個所はありますが、担当サービスマンにご相談いただくことが必要かと思います。
当店ではお客様からのご希望があれば、清掃方法をお教えしております。
ちゃんと対処していただくと、業者を呼ばずにある程度の画像不良に対応することができます。